先日購入したhp chromebook x360 14で開発作業ができるように行った設定(主にCrostini環境の整備)をまとめます。
Dropbox
基本的には先日書いた記事のまま
ただ、マウント時のパーミッションを自分だけが読み書きに変える – SSHの鍵を同期してるんだけど600になっていないと使えない – ためにexpectの内容を少し変更
#!/usr/bin/expect set PASSWORD "パスワード" spawn env LANG=C /home/ユーザー/.local/bin/dbxfs -o umask=077 expect { "keyring:" { send "${PASSWORD}\n" } } expect { "\\\$" { exit 0 } }
IME
日本語入力環境を整えます
$ sudo apt install fonts-noto $ sudo apt fcitx fcitx-mozc fcitx-lib*
IMEの設定を起動します
$ fcitx-autostart $ fcitx-configtool
設定内容はこちらを参考にしました
(参考先はC101PA=arm64用なのでx360 14=amd64に当てはめるには注意)
Mozcの追加
- 左下の方の
+
ボタンを押して表示されたポップアップの、Only Show Current Language
のチェックボックスを外します。 - その次に
Search Input Method
をクリックして、mozc
と入力します。 - 上に表示されたmozcをクリックして追加完了です。
フォント設定
- 画面上部の
Appearance
タブを選択します。 font
のところに表示されているフォント名をクリックします。(デフォルトに何が表示されているのかメモし忘れました。。)search font name
をクリックしてNoto Sans CJK JP
と入力します。- 表示されている
Noto Sans CJP JP Regular
を選択して完了。 Menu font
の方でも同じように設定する。
毎回起動時にfcitx-autostartをするのは嫌なので自動起動を設定します
こちらを参考にさせていただきました
/etc/systemd/user/cros-garcon.service.d/cros-garcon-override.conf
に下記を追加
Environment="GTK_IM_MODULE=fcitx" Environment="QT_IM_MODULE=fcitx" Environment="XMODIFIERS=@im=fcitx"
~/.sommelierrc
にて起動時に呼び出し(ファイルがなければ新規作成)
/usr/bin/fcitx-autostart
Visual Studio Code
こちらを参考にさせていただきました
C101PAのときはarmだから第三者のパッケージを使っていましたが、x360 14だとMicrosoftからの公式を使えるのが嬉しい!
まずレポジトリを登録
$ curl https://packages.microsoft.com/keys/microsoft.asc | gpg --dearmor > microsoft.gpg $ sudo install -o root -g root -m 644 microsoft.gpg /etc/apt/trusted.gpg.d/ $ sudo sh -c 'echo "deb [arch=amd64] https://packages.microsoft.com/repos/vscode stable main" > /etc/apt/sources.list.d/vscode.list'
追加したレポジトリからパッケージリストをよみこんでインストール実行
$ sudo apt update $ sudo apt install code
あとはcodeを立ち上げお好みで設定を変更すればVSCodeの準備も完了です
個人的には下記が大事だと思います
- フォントの設定
- 日本語等幅フォント(ex: Noto Sans Mono CJK JP)を追加しないと日本語でカーソルがずれる
- ショートカットの設定
- そのままではIMEで使うctrl+spaceが競合しているので回避